人生のBGM

音楽の事について少しお話ししたいと思います。

引きこもる前は学生だったのでアルバイト代をよくCDに費やしていました。なぜか洋楽が多かったですね。FMラジオをよく聴いていた影響でしょうね。

スウェーデンMejaAce Of Baseがお気に入りでした。フランスのDeep Forest も好きでしたが、ビジュアル系バンド全盛時代で学校では音楽の話題になると浮いていました。

カラオケに友達と行くとなぜか必ずスピッツの「チェリー」をよく歌っていました。十八番なんです(^_^)/。小室サウンドも割とよく歌ってました。ただ、私が歌い出すとみんな下を向いちゃうのでいい雰囲気とは言えなかったと思います。

引きこもってもしばらくはラジオのお世話になっていましたが、後に潔癖症になりラジオのボタンさえ素手で触れなくなってしまいました。そこから音楽とも遠ざかります。

音楽を何も聞けないのは苦痛でしたが、そもそも隣の部屋に暴力的な兄がいるため音を出すこと事態、無理でした。殴られたくないがためにひたすら我慢しました。

音楽をかけられるのはその主が入院してくれた時のみ。早ければ1週間で出てきてしまうので寛ぐ感覚はなかったです。

再びCDを聴けるようになったのは、精神科に通うようになって心の病がほんの少し回復してきてからですね。聴く音楽もブリトニーとかでなくてバッハや無印良品が集めたスウェーデン民族音楽っぽい物(No.8) になりました。

とにかく、癒やしを求めている・・・・、そんな感じがと書きかけて思い出した事が1つ。

イギリスのロックバンド、oasisのファンでした。もう解散しちゃったけど、未だにテレビCMなんかで耳にしますね。私にはとてもできない事を彼らがいろいろと体現してくれたと思います。

ノエル・ギャラガーがラジオの収録番組で悩める10代に発した言葉。「1週間の内、7日練習するんだ」。まだ脳裏に残ってますよ。頑張るわ、ひろさん。

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運慶展へ

2018年3月に神奈川県立金沢文庫に「運慶展」を1人で観に行ってきました。行くか迷ったのですが、生で観られる機会は早々ないですからね。

私、引きこもりですが鎌倉時代の仏師、運慶に非常に興味があります! もしタイムスリップできたらお会いしてみたい人の1人です。

展示会最終日に行ったら、もう最寄り駅から金沢文庫に向けて皆そぞろ歩きしてました。不安と緊張を抱えて中に入ると、早速、ドールハウスのような極小の仏様たちが出迎えてくれました。

どの仏様も驚きに満ちていました。頭の上に馬や蛇を乗せた方もいらっしゃってため息が出ました。写真撮影禁止でブログ上にUPできないのが残念です。

仏様の表情って癒やしの効果、高いです。存在価値が他と違います。静かに圧倒されるんです。またいつかお会いしとう存じます(^-^)。

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花の癒やし効果

36歳で人生初入院を経験してから、精神科に通うようになったお話しは以前述べた通りです。親との会話量も徐々に増えてきて外に連れ出される回数も増えていきました。

ずっと引きこもっていたため外の世界は刺激的。母がお花好きだった事もあって県立の植物園に連れて行かれた日もありました。デジタルカメラを使うようになったのもその頃。

健気に咲くお花に目を向けてると不思議と心が安らぐ感じがするんです。こんな綺麗な睡蓮あるんだぁとか、あぁ、いい匂い!とか。

デジカメのレンズを向けるだけでなく、ちょっとした園芸店のチラシにも目が行くようになりました。

“コンパクトアズーロ ”というサントリー開発の青いお花があるんですけど、素敵すぎてチラシを切り取って保存してあります。クレマチスも薔薇も好き♡。20代の頃じゃ考えられない心の変化です。

画像は空色パンジー(編集が下手で反転してます💧)。

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青い物へのこだわり

高校3年くらいの時にふと気づいた事があります。自分は異様に青い色が好きであるという事。

ペンケース、下敷き、シャーペン、消しゴム、定規、メモ帖といった文房具はもちろん、定期入れやハンカチ、洋服の好みもブルーに偏りがありました。意識的じゃなく無意識のうちにブルーを選んでいるようでした。

青い色が目に入ると何だか落ち着く・・・・。でも、さすがにそこら中、青だらけではいかんとショッキングピンクの物を置いてみてもしっくり来ないんですね。どうしてもブルーに依存してしまう癖は今でも変わらないです。

ちなみに、今使っているスマホもケースごとブルーです(笑)。このブログのテーマカラーもブルー。もうどうしようもないな・・・・。

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子どもの頃の習いごと

皆さんは子どもの頃にどんな習いごとをされてましたか? 私はまず水泳を習わされました。父に「船に乗った時、沈没したら泳げないと死ぬぞ」と脅されてました。

水泳のある毎週日曜日が苦痛でした。年の離れた姉のお下がりの水着を来ていたので、それだけでも他の子と違って目立って嫌でした。情けない事に、バタフライなんかは溺れるように泳いでたんです。折り返しのターンも苦手でした。

小学校1年生くらいからは、既に姉と兄が公文に行っていた影響もあって私も公文の算数を習い始めました。

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その後、数学と国語を習い出したんですが、先に進みすぎて、小学5年の頭で中学生が解くような因数分解の問題をやるのは無理がありました。今でも根っからの数学嫌いです(>_<)。

クラスの他の子がピアノやバレエを当たり前のように習っていたので、ピアノが家になく習った事もない身に音楽の授業の実技練習とかは辛かった覚えがあります。

差がつくんですよね。友達の家に遊びに行くと必ずと言っていい程、ピアノがありました。戸建ての家でもマンションでも・・・・。

ある時、仲の良い友達の家で3人で遊ぶ事になったんですが、何でもいいからピアノで弾くように言われて何もできずたじろいだ事がありました。“ドレミファ”の“ド”が鍵盤のどの位置にあるかも知らなかったんです。

そんなこんなで、習いごとって言うと良いイメージが残っていません。中学1~2年で公文は辞めました。それ以降、塾に通う事なく独学で生きています。

よく「何で塾行かないの~?」と訊かれるんですが勉強が好きでもないのに高い金払って月曜から日曜まで行く意味が分からなかったです。あの頃はちょいと反抗的でした(^^;。

アルバイト歴

学生時代にアルバイトしていた事があります。と言っても私のバイトデビューは遅く、18歳の頃でした。

学校内に新しくできたインターネットカフェの受付のバイトが人生初のお仕事でした。学生相手なので準接客業みたいな感じでしたね。授業後にシフト入れて6時になったら帰宅という毎日を1年半続けました。

友達に誘われて郵便局で年賀状の仕分けのバイトもしました。私には性に合ってる気がしましたが、年末年始のみで経験を積むという程ではなかったです。

他には、イベントで使う会議用テーブルの運搬、設置、片付けなんかも4日間限定でやりました。初めての肉体労働でした。

短大卒業後は一度だけ、これまた友達に誘われるがまま郵便局の仕分けのバイトをしました。

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その後、一切働いていないのでかなりのニートです(涙)。

 

 

My Bookshelf ~ 処分できない本たち

ジーニアスG3】
家に引きこもるようになって最初に買ったのは意外にも英和辞典でした。“ジーニアス”というのを図書券で購入。当時はまだ卒業したばかりで、なぜか英語に関心がありました。

NHKの「100語でスタート!英会話」やInter FMJ-WAVEの洋楽番組がお気に入りでした。 どうしても意味や発音の分からない単語に出くわすと辞書を引き、ノートにまとめるという生活してました。


【吉本隆明「ひきこもれ」】
出会ったのは20代の頃。まさに引きこもっている時に新聞の新書紹介コーナーでで発見した平仮名5文字に目が点に。

「ひきこもれ」。逆説的なこのタイトルに惹かれて、どうしても読んでみたいと思いました。書店でこの本をレジに持って行った時は女性店員にどう思われてるのか、私って引きこもりに見えるかなぁ?とドキドキしました。

吉本隆明が思想界の重鎮であるとはつゆ知らず読み終えて、ちょっとだけ自分を肯定したくなりました。


【池田晶子「人間自身 ~考えることに終わりなく~」】
これまた読売新聞のコラムで出くわした哲学者です。人と違う視点や価値観を持っているなと気になりました。他には中島義道とか気になっていた時代です。


【藤原正彦「国家の品格」】
これも読売新聞で盛んに取り上げられていた名著です。ベストセラーになりましたね。


【リリー・フランキー「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」】
リリー・フランキーとの出会いはラジオでした。昼夜逆転生活を送っていた頃の私のお伴はラジオのみ。深夜帯の番組を片耳のイヤホンでよく聞いていました。

作家でもある事は知っていました。「東京タワー」は泣かせる本ですよね。映画化されたのも頷けます。


【シェル・シルヴァスタイン「おおきな木」】
大好きな絵本です!こんなにも母と自分を投影してしまう本って他にないと思います。読んでいるうちに熱い涙がポタポタと流れ落ちたのを覚えています。

ちなみに、私が読んだのは村上春樹の訳でした。シンプルなのにグッとくるんですよね。シルヴァスタインの他の絵本も読んでみたいんですがまだ叶っていません。

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