香りの力で自然治癒力を引き出そう
台風6号接近による寝苦しい夜にまいっているひろさん。日中もお散歩できないし、何とかならんものかと思い出したのが、アロマの事でした。
代表的なアロマオイルって言うとラベンダーでしょうね。睡眠を誘う香りとして最も有名なラベンダー。最近では、医療機関や介護施設でも使われているそうです。
私も以前、実際に使ってみた事があったけれど、お高かったんで長続きしませんでした(>_<)。
ただ、興味深い研究もあります。イギリスはロンドンの老人病院で、睡眠薬を常用している患者にラベンダーの香りを嗅いでもらったところ、睡眠薬なしでも眠りが深くなり、深夜の徘徊がなくなったそうです。
参照 : diamond online
さらに、日中の眠気は減り、メリハリのある一日を送れるようになったとも。いい事尽くめですね! 素晴らしい!
他にも、ヒノキや杉の香り、コーヒーの香りにも眠りやすくなる科学的な効果が証明されています。
コーヒーはカフェインによる覚醒効果が知られていますが、実は香りにリラックス効果があります。ブルーマウンテン等、豆の品種にもよるそうですが、夜寝る前に嗅ぐだけってお手頃ですね。
おいしい系の香りで言えば、バニラの香りには鎮痛作用があります。読売新聞をたまたま読んでいて発見した記事によると、バニラの香りの主成分であるバニリンにその作用があるんだそう。
あの甘~い香りで痛みを感じにくくなるなんて、さっそくバニラアイスを食べたくなりません?
また、日本ならではのものも・・・・。畳の香りも捨てたもんじゃないです。ある大学の調査結果で、小学生と中学生およそ300人を「フローリングの教室」と「畳の教室」に分けて算数の問題を解かせたら、「畳の教室」の方が解答数が多くさらに正解率と高かったということで集中力向上持続の効果があるという研究結果が報告されています。
参照 : とりまつ畳ホームページ
天然のい草に含まれるフィトンチッドという森の香りの主成分にも、強力な消臭・脱臭効果、殺菌効果、ストレスホルモンの減少、ガンを防ぐNK細胞の活性化等、様々な効果があります。
さらに、α-シペロンという成分は、鎮静作用で不眠症に効果を発揮。バニリンは先程述べた通り、バニラの香り成分ですが意外な事に畳にも含まれます。
新調した畳の独特の香りは呼吸が深くなる感じがして気持ちがいいものです。というのも、バニリンの香りによるところが大きく、天然い草そのものよりも、泥染めをした畳表の中に多く含まれているそう。
参照 : 畳隊ホームページ
畳を敷いた和室なら試験勉強とかにもいいし、深い眠りにもつけそうです(^_^)/。国は医療費削減のためにも、もっと畳の普及に力を入れたらいいんじゃないかと思います。
人間の心理状態を変える効果がある香りの世界。皆さんも、是非取り入れてみてくださいね。