人の優しさが身にしみる
2年前の今頃、千葉県の佐原という所に観光に行ってました。母が所属するフォークダンスサークルのお仲間に私が加わる形で懇親目的のバス旅行に参加。
本音を言えば行きたくなかったのに、母に強引に誘われてやむを得ずでした。参加者は皆、フォークダンス好きな熟女の面々になるため居心地が悪いだろうと思ってました。
母の友人でありサークルの幹事である千葉さんが最初、皆さんに「今日は○○さんの娘さんがサポートで来られています」とバスマイクで紹介してくださりました。
千葉さんは私が引きこもっている事をご存知なのに、「引きこもりの」とか「無職の」「独身の」という否定的な(事実だけど)言葉を一切告げなかったので配慮の上手い方だなと感心。
バスに乗ってる最中は、たくさんのお菓子が私どもの元にも「どうぞ」と廻ってきて心を和ませてくれました。
佐原は千葉県北東部に位置する、利根川水運の中継地として栄えた歴史ある街です。伝統的建築群保存地区に指定された町並みが目を引きます。
“夢時庵”というお店で食事を済ませ、川沿いをブラブラしていたら、アクセサリーショップから出て来た千葉さんに呼び止められました。
「ひろ○さん、今日は来てくれてどうもありがとう。これ良かったら・・・・。あなた色白だから似合うと思うわ」
白っぽい紙袋を手渡されました。どうやらプレゼントのようです。こりゃ、ビックリ!
引きこもりすぎて感謝の言葉を言い慣れてない私でしたが、もう嬉しくってすぐに「ありがとうございます!」が出ました。
帰りのバスの中でそっと袋を開けてみたら、青みがかった綺麗なガラスのついたネックレスが入っていました。“青へのこだわり”の記事でも述べた通り、青は私が一番好きな色。
teddysan-to-hirosan.hatenablog.com
引きこもってる約18年間、他人様からプレゼントをいただくなんて事は皆無だったし、とにかく千葉さんのお心遣いが嬉しかったです(*^_^*)。
綺麗すぎて身につける機会がないのが残念に感じますが、いつかご恩を返せる日を努力して設けたいと思っています。