家が燃える?!

30代前半、本当に酷い鬱状態でした。寝て過ごす事が多く、体は鉛のように重い日々・・・・。

あの日はいつものように自室で仮眠していました。気のせいかなんか焦げ臭いなと思って目を開けてるとピーピー、大きな電子音が聞こえます。火災警報器の音だと分かったのは、ドアを開けた瞬間。

2m先でプラスチック製ゴミ箱が燃えてました。もちろん、犯人は兄。姿は見えなくても兄以外そんな危険な事をしでかす人間は他にいません。

幸い、大事にはいたらなかったのですが、ゴミ箱は溶けるし、廊下中に焦げ臭さが充満して怖かったです。

たばこを吸う事を入院先の病院で覚えた兄は、看護師へのセクハラで強制退院後も家でたばこをよく吸ってました。

不運な事に、私の部屋の隣が兄の部屋。部屋の中でたばこを吸っては床にそのまま捨てていたと知ったのは、また兄が別の病院に入院してからでした。兄の部屋のカーペットはたばこで焼け焦げた跡が無数にあってゾッとしました。

部屋のみならず廊下や階段にも一部焦げた跡があります。まるで心が火傷した跡に見えるので私はそれを目にするのが好きではありません。

結局、火災警報器は4回くらい鳴りました。その度に心臓がドクドクいって脈が早く打つ感じがしたのを嫌々ながら覚えております。

妹ってつらいな。