精神科行くの？

長いこと引きこもっていた私ですが、精神科に初めて行ったきっかけは原因不明の急な体調不良でした。

鬱々とした2015年の梅雨半ば、いつも通り、朝10時くらい(これでも当時としては早い方)に起きたところ、右の目頭にものもらいでもできたかなという感覚がありました。これが全ての始まりでした。

ただ、鏡で見ても目も皮膚も異常がなかったのでほうっておいたんです。次の日は白目が赤く、次の日は痛みもプラスという感じで････。

翌々日には右側の奥歯の辺りがとても痛くて虫歯かと思いました。追加して生理まで来ました。

4日目は、右目の眼球を動かすと痛いし吐き気が酷かったです。殴られたように痛い。夜になって地元の総合病院の救急で２度嘔吐。副鼻腔炎を疑われてCTを撮るが異常なし。痛み止めの薬が出て飲んだけど、即嘔吐。頭痛と吐き気と目の痛みで全く寝付けず。

5日目は眼科の診療所で優に2時間待ち。はやり目を疑われてウィルス検査をするが陰性。抗菌目薬が処方されました。

内科にも行きました。医師は「吐き気が止むまで絶食でいい」と。帰宅後に処方された座薬を入れ(これ、けっこう初めての女子には辛い)、飲み薬を飲むが全て吐きました。

夜寝ている最中は、もう脳の半分取ってくれというくらい痛くて眠れず。

6日目、吐き気が増幅して一日で5回は吐いていました。

7日目も朝から嘔吐。まともに動けず。顔の右側、鼻や髪の生え際に赤い湿疹がポツポツ出てきました。

8日目、真夜中に強烈な吐き気と頭痛で起床。右耳下を押すと痛みました。座薬を入れ、吐き気止めと乳酸菌飲料を少し飲んだらちょっとだけ効きました(^_^)！

9日目、ようやく取れた精神科/神経科の診察予約日。いろいろ訊かれたが医師にも分からない様子。総合病院の皮膚科に紹介状が出て直行。診察室に入るなり「帯状疱疹だな！」。

そこからは早かったです。即入院の話に。自分は引きこもりのため極力入院なんて事態は避けたかったんですが抵抗虚しく入院決定。

結局、皮膚科に1週間入院することになったのですが････、看護師さんに案内されて入った部屋は古いけれど個室。説明では自由に出入りできるとのことだったのが、しばらくして「先ほどのは説明不足ですみません。感染の可能性があるので、できるだけ部屋の外にはら出ないでください」と。病室の扉を閉められて、一人になりました。一人っきりは慣れている、私、引きこもりだし～などと甘く見ていたことを後に反省するはめに遭います。

「隔離」という言葉は使われなかったけれど、実質的には隔離入院。病室に入ってくる看護師さんは皆、マスクはもちろん、ビニールエプロン姿。

深夜でも点滴治療。その晩は救急車のサイレンの音やナースステーションに響くナースコールの音、人生初入院の緊張感、この先、一体どうなる？！という不安感で一睡もできませんでした。

人生初の眠剤もここで処方されました。